明治20年3月に廃校になってからも、福岡県内における農業教育への情熱は一向に冷めることがありませんでした。 県議会にて何度も審議し廃案になろうとも、くじけることなく粘り強く要求していった結果、ようやく文部省から設置の認可があり、 明治34年4月、現在の福岡市博多区竹下2,3丁目に福岡県立福岡農学校が開校しました。
現在は沖学園高等学校とアサヒビール工場があり、この2つの間の道がちょうど桜並木があった場所になるかと思います。
本館正面
校門は赤レンガでできており、大佐野校舎本館前に復刻しています。
航空写真
左下が本館正面
校舎平面図
左が正門
この竹下校舎時代、農業教育について全国的に有名になっただけでなく、陸上競技部が全国的に名を知られていたことは有名な話で、 特に駅伝においては5回の全国優勝(うちインターハイは2回優勝)を誇り、特にインターハイにおける優勝は2連覇という輝かしい記録でもあります。 駅伝だけでなくその他の陸上競技においても多くのインターハイ出場記録を誇ります。本校陸上競技部OBから、オリンピックに2名、九州一周駅伝に15名出場しています。また現在でも陸上競技の指導者として活躍されている方も数多くいます。
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