ごあいさつ
福岡県立福岡農業高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校は、今年度創立146周年を迎える県内有数の伝統校です。明治12年に勧業試験場内に農学校(那珂川郡春吉村中洲)を設置し、翌明治13年に福岡農学校を勧業試験場内に開校、農学校兼試験場と称することに始まります。
恵まれたここ太宰府の自然、そして文化の中で、校訓「耕(こう)」の精神のもと、これまでの伝統を大切にし、さらに新たな伝統を刻むべく歩みを進めています。
現在、農業3学科、家庭1学科の計4学科の福農生たちが明るく元気に充実した学校生活を送っています(その様子は本校公式ホームページ及び公式インスタグラムでご確認いただけます)。
具体的には、農業の「都市園芸科」では野菜や果樹、草花の栽培実習などをとおして日本の農業や食料問題を考えることができるアグリスペシャリストの育成を目指しています。また、「環境活用科」では水田を活用した循環型農業を学習するとともに庭園制作・管理を行います。さらに産業動物(牛、鶏)と社会動物(ポニー、ヤギ、犬、ウサギ)の飼育管理などをとおして動物科学と園芸を本格的に学び、自然環境のスペシャリストの育成を目指しています。「食品科学科」ではパン・ジャムの製造や「子ども食堂」の運営等を行い、地域への食育活動の推進もおこなっています。また、多くの企業とのコラボ企画で商品開発から販売までを学習し、食(製造・分析・商品開発)のスペシャリストの育成を目指しています。
家庭の「生活デザイン科」ではファッションデザインについての基礎的・基本的な知識と技術を学びファッションを造形する力を身に付けます。また、フードデザインでは、調理に関する専門的な知識・技術を身に付け、食生活や健康について学びます。いずれもヒューマンサービスにかかるスペシャリストの育成を目指しています。
すべての学科において、専門校の特質を生かし、各種資格取得を目指し、多くの生徒たちがこの先の人生で役立つ資格を取得しています。
また、本校は高校卒業後に、生物生産、食品工学を学ぶことができる「専攻科」2学科も有しています。高校よりもさらに高度な知識・技術が学べるのはもちろん、国立大学等の4年制大学への編入も可能です。本校「専攻科」も本科(高校)同様、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和6年4月 校長 平山 篤